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ドクターカー

ドクターカー

当院のドクターカーは1983年から運用しており、全国的にも先駆的な取り組みとして導入されたものです。

中等症・重症患者の搬送、小規模災害(交通事故・水難事故など)時の被災者収容、中・大規模災害時の医療救護班の派遣などに対応しています。

また、2026年より重症外傷例については北九州消防局の指令センターより、キーワード方式での覚知同時要請出動を開始しました。これにより重症外傷例に迅速な医療を病院外から提供できる体制を整えています。

その他、北九州市外からのドクターカー派遣要請についても柔軟に対応しております。1人でも多くの命を救えるよう、オーバートリアージでのドクターカー要請を容認し運行しております。

また、ドクターカー診療については日本病院前救急診療医学会が定めるドクターカー講習会を受講したスタッフが対応し、病院内規定に合格したGround Doctor, Ground Nurseが診療を行っております。

Ground Doctor, Nurseとは?

ドクターカーで出動する場所は交通事故現場だけでなく、たとえば高速道路上や工場内、火災現場など危険が伴うことが多いです。また病院内ではないため、限られた資源を有効に使い、かつ1秒でも早く治療を開始し病院へ搬送する必要があります。Ground Doctor, Ground Nurseは、これらの病院外での特殊な救急診療経験を豊富に持ったスタッフのことを指し、いずれ学会公式の認定制度なども設けられる予定です。当院でも独自に厳しい認定条件を設け、満たしたものしか認定されません。当院ではGround Doctor, Ground Nurseの育成のため、認定を目指す看護師のJNTECなどの講習会費用の公費負担などを行なっています。

内因性・外因性などの原因や症度に関係なく、可能な限り傷病者の受け入れを行っており、2024年度は年間8478台の救急車搬送数、救急応需率は94.3%(2025年10月)と北九州最多の救急搬送数を開院当初より維持しております。北九州における救急の「最後の砦」としての役割を果たしていきます。

ドクターカー現場出動件数(2018〜2024年度)

当院でのドクターカー事例

自動車単独事故により大人1名、小児2名の重傷外傷者が発生し、当院にドクターカー要請があった。大人と小児1名は心肺停止であり、小児1名は重症であったため、 現場医師により3台の救急車でそれぞれの病院搬送を指示。医師は重症外傷の小児と共に同乗し、処置を継続しながら、小児重症外傷対応可能な病院を選定して搬送した。重症外傷であった小児は緊急手術を経て、社会復帰した。

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