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健和会における臨床工学技士の主な使命は医療機器を通じて医療の安全を守り、より高度な技術を提供することと考えています。臨床工学部会では『高度な臨床技術を安全に提供する』、『医療機器管理を徹底し安全な機器を提供する』を主軸にさまざまな業務を行っています。救急・急性期を中心とした大手町病院、回復期・慢性期を中心とした戸畑けんわ病院をフィールドに総勢20名を超える臨床工学技士が業務を行っており、部会やローテーションを通じてお互いが連携、切磋琢磨しています。
臨床技術では『呼吸』『循環』『血液浄化』を学び、スキルを高める環境が健和会にはあります。3つの専門領域は一見独立して感じますがお互いが深く関連しており、全ての知識が繋がる土壌を提供できるのが健和会の強みです。
医療機器管理では生命維持管理装置をはじめ、医療ガスなどを含めた多くの機器管理を行います。安全安心な医療機器を提供することが臨床工学業務の大きな柱となります。また、多くの医療機器を実際に操作するのは医師や看護師です。医療機器を安全に使用してもらうための学習会の開催にも力を注いでいます。
近年のトピックスとして2024年度から手術室での臨床業務を開始します。
臨床工学業務を広く学び、その中から自分にあった、自分が夢中になれる専門知識を深める。そのような『ジェネラリスト』『スペシャリスト』の育成を目指しています。広く豊富な症例件数とチーム医療をはじめとした総合力の高さが健和会の特徴です。休日も取得し易く『しっかり仕事に励み、ゆっくり休んで明日への英気を養う』ことのできる職場環境です。
共に学び一緒に成長していきましょう
大手町病院では臨床技術科、医療機器管理科がお互いに連携して業務を行っています。先輩、後輩の仲がよく、科の分け隔てなく、和気あいあいとした雰囲気で業務を行っています。一方、PCPS導入や心臓カテーテル治療などの緊急を要する治療では、緊張感があり、メリハリのある職場です。分からないこともしっかり先輩が教えてくれますし、業務外では、休憩時間にみんなでゲームをしたりして、非常に仲のよい職場です。
緊急を要する現場で医療機器の操作を行うことも多く、緊張感があり責任も重大ですが、人の命を助けることができる仕事にやりがいを感じます。また、医療機器の保守管理も重要な仕事です。間接的ではありますが、患者さんに安全な治療を提供できることにやりがいを感じます。透析業務では透析機器を中心に管理を行い、安全に透析業務を遂行することが重要な仕事ですが、患者さんと接することが多く、さまざまな要望にこたえることも大きな仕事になってきます。そのなかで患者さんから「ありがとう」といわれると大きなやりがいを感じることができます。
救急を中心とした急性期医療から慢性期、透析治療まで、広く臨床工学業務を経験することができ、その中で多くのことを学び、自分のスキルアップができると考えました。
当院では、臨床工学技士が24時間体制をとっており、当直やオンコールもあるため、忙しく感じることがありますが、その分やりがいを感じます。また、業務間のローテーションや、戸畑けんわ病院とのローテーションが行われており、多くの業務を経験することができます。逆に覚えることも多くて大変に感じるときもありますが、しっかり先輩方が教えてくれて自分の身につけていくことができます。ぜひ、一緒にがんばりましょう。
各分野にチェックリスト、マニュアルを備えています。教育担当は5年目以上の教育担当者、主任が指導いたします。1年を目途に当直業務が行えるよう教育プログラムの構成を行っています。全職員を対象とした教育制度も充実しています。