麻酔科

麻酔科は、手術室、集中治療室を中心とした超急性期医療の分野で活動しています。

手術室では周術期麻酔管理のプロとして、術前の全身評価・診察・検査結果を元に、全身麻酔や硬膜外麻酔、脊椎麻酔、超音波ガイド下末梢神経ブロックなどその患者さんに適した麻酔法を選択し、さらには術後鎮痛として硬膜外鎮痛法、静脈内鎮痛法などを行います。

また手術中の麻酔管理は麻酔科指導医もしくは専門医資格を持つ医師が担当し、手術を受ける患者さんにとってより安全で快適な質の高い周術期管理を心掛けています。

2016年度の手術件数は2213件、そのうち麻酔科管理は1510件で、その数は年々増加傾向にあります。

高齢者や各種合併症を持つ患者さんの割合が高く、また、外傷などの緊急手術が多いのが特徴で、リスクの高い症例も比較的多いですが、安全な麻酔管理を日々実践しています。また、初期研修医や後期研修医の教育にも力を入れています。

集中治療室は、麻酔科医を集中治療室(ICU/HCU)に配置しています。大手術後の患者さんをはじめ多発外傷や心肺停止蘇生後、敗血症性ショックや中毒などの重症な患者さんの全身管理を行っています。

重症な患者さんの管理には基本的な医療行為に加えて、人工呼吸器や厳密な輸液薬物管理、血液浄化、体外循環装置などの特別な技術とそれを有用に管理するための専門的知識が要求されます。

私たちはそれらの管理を行い、領域を超えて多数の診療科と協力して治療を行っています。また患者さんが一日でも早く平和な日常を取り戻せるように医師だけでなく看護師、リハビリ、臨床工学技士などのスタッフと密に連携して日々の診療にあたっています。

「チーム医療」という言葉はまさに集中治療をよく表しています。一人で全てを解決するヒーローはいません。だからこそみんなで団結することが重要となります。今できる最良のことや今よりもっと良いことを患者さんに行えるようにスタッフ一人一人の意見や考えを尊重し、全員一丸となって日々成長し続ける集中治療室でありたいと願っています。

今後も現状に満足することなく、常に今より良いことをするための研鑽を積む所存です。