耳鼻咽喉科は今年4月より2名体制で診療しています。耳鼻咽喉科は、頭頸部の中でも脳・眼・頸椎を除くすべての領域を扱うため、診療の範囲は意外と広いです。

当院が救急医療に力を入れているため、入院を要する保存治療としては、咽喉頭(のど)の炎症性疾患やめまいの患者さんが多いです。めまいは原因が多岐に渡り、原因精査・治療が難しいことが多いですが、積極的に取り組んでいます。

突発性難聴などの急性感音難聴、顔面神経麻痺の治療も入院を要する場合があり、積極的に行っています。また、超高齢化社会を迎えた今、肺炎は死因の上位を占め、その多くが嚥下機能の低下による誤嚥性肺炎ですが、可能な限り経口摂取を続けることが重要となっています。そのために、嚥下内視鏡・嚥下造影などの嚥下機能検査にも積極的に取り組んでいます。

手術を要する疾患についてですが、滲出性中耳炎・慢性中耳炎・真珠腫性中耳炎などの耳疾患、慢性副鼻腔炎・アレルギー性鼻炎などの鼻副鼻腔疾患、慢性扁桃炎・小児のアデノイド肥大などの咽頭疾患、声帯ポリープなどの喉頭疾患に対するマイクロラリンゴサージャリーなどを行っています。

また、頸部の手術については、放射線治療設備がないために悪性腫瘍には対応できないことが多いですが、耳下腺・顎下腺など唾液腺腫瘍、甲状腺腫瘍、嚢胞性疾患などの手術を積極的に行っています。