手の外科

手外科は上肢全体の外傷と疾病を取り扱い、手外科専門医は整形外科または形成外科専門医であり、上肢全般、特に手疾患に関する医学的スペシャリストです(日本手外科学会ホームページ)。

当院では平成24年4月に酒井が着任して本格始動し、25年4月には日本手外科学会研修施設に認定されました。手外科は、次のようなケガ、病気を扱っています。

主な疾患と治療法

切断された組織の再接合
手の切断された血管、神経、腱は、細くて縫合が難しく、マイクロサージャリー(顕微鏡拡大下での手術)の技術を使って接合します。切断指再接合などを行うのも手外科医です。
上肢粉砕骨折の整復・固定
上肢の複雑な骨折は整復が難しく、変形治癒になりやすいため、手の機能を失うことがあります。手外科医は上肢の解剖を熟知しており、確実な整復固定を行い正常な機能に戻します。
手のしびれ、痛みの治療
手のしびれや痛みは、手首(手根管症候群)、肘(肘部管症候群)、肩(胸郭出口症候群)に原因があることが多く、この治療や手術は傷つきやすい神経を扱うため、手外科医が行います。
失われた運動機能の再建
麻痺して動かなくなった指や手首は、他の部位の腱や筋肉を移動(移行術と言います)することにより、再度動くようになります。これには高度な手術技術が必要ですので手外科医の仕事です。
欠損した組織の修復
外傷や腫瘍切除により欠損した骨、皮膚を補填するために、体の他の部位から同じような組織を移植して、元の機能や形態に再建します。
先天異常の治療
先天的な手指の異常の治療も手外科専門医の重要な仕事です。小児の手指は小さいので、手術は難しく、マイクロサージャリーの技術が必要です。