臨床検査部は臨床検査技師と視能訓練士で様々な検査に対応しています。
血液検体を分析する自動分析科、組織や細菌を検査する病理検査科、心電図やエコーを検査する生理機能科から成り、日々正確な検査結果を返却する様努力しています。

自動分析科

自動分析科では、血液、尿、便などの検体を分析・検査する事により病気の診断・治療・予後判定に役立つデーターを提供しています。また、24時間365日救急医療を支えるために正確で迅速なデーターを提供出来る様に努力しています。

血液中に含まれる蛋白、糖、酵素、脂質、微量元素、感染症マーカー、薬物濃度などの項目を検査しています。日本電子社JCA-BM6070、アボット社ARCHITECT i2000SR等の自動分析装置を使用し、約40項目を検査しています。

JCA-BM6070・BM内部
JCA-BM6070・BM内部

血液検査

赤血球数、白血球数、血小板数、末梢血液像検査(白血球、赤血球の形)、凝固線溶検査(血液の固まり具合)などを行っています。シーメンス社ADVIA2120iは血球算定、末梢血液像検査、シスメックス社CS2100iでは凝固線溶検査を実施しています。

血液像・ADVIA2120i
血液像・ADVIA2120i

輸血検査

輸血を行うために必要な血液型、不規則抗体検査、交差適合試験を自動分析装置にて検査しています。また、緊急輸血に備えて検査室内に血液製剤(赤血球製剤、血漿製剤)を準備しています。 

AoutVue・カセット
AoutVue・カセット

 

一般検査

試験紙を使用し尿中に排出される成分や、顕微鏡を使用し尿中の細胞等を検査します。また、便の中に微量に含まれる血液(便潜血)を検査しています。

病理検査科

病理検査科は、病理検査と細菌検査の2部門から構成されております。

病理検査

病理検査とは、病気(疾患)の診断や原因(病因)の究明を目的として、手術又は検査の目的で採取された臓器、組織、細胞などを対象に顕微鏡等を用いて詳しい診断を行う検査です。特に病理組織検査は患部から採取した検体であることが多く、病理診断が最終診断となることもあります。
病理学会専門医と細胞検査士がチームとなって下記の業務を行っています。検査結果の見落としがないように、1枚の標本を必ず複数の細胞検査士が細胞診指導医の下、別々に顕微鏡で検査を行っています。

組織切り出し中

 

  1. 組織検査
    内視鏡を始めとする組織の生検や手術時に採り出した臓器等の組織から標本を作成し、顕微鏡で見て診断を行います
  2. 術中迅速検査
    手術中に提出された検体(組織の一部や細胞等)の診断を行います
  3. 細胞検査
    喀痰、尿、婦人科材料等を元に作成した標本を顕微鏡で見て診断を行います
  4. 病理解剖

検査件数(大手町病院ほか)1年間の概数

組織検査
約2,000件
細胞検査
約2,800件
病理解剖
約10件

細菌検査

感染症の原因となっている菌の同定や、どのような薬が効くかを調べる薬剤感受性検査を行っています。
ICT(感染制御チーム)にも積極的に参加して取り組んでいます。

  1. 塗沫検査
    検体をスライドに塗り、グラム染色や抗酸菌染色等を行い、起因菌を推定します
  2. 培養・同定検査
    培地で菌を増やし、どのような細菌がいるかを調べます
  3. 薬剤感受性検査
    どのような抗菌薬が効くかを調べます

検査件数(大手町病院ほか)1年間の概数

細菌検査
約46,500件
(うち血液培養 約8,000件)
抗酸菌検査
約2,700件

生理機能科

心電図室
心電図を使って心臓の不整脈の有無などをチェックします。
腹部エコー室
肝臓や腎臓などの臓器を超音波を使用して検査します。
心臓エコー室
心臓の大きさや動きを超音波を使用して検査します。
脳波室
頭に電極を装着し、脳の活動を記録します。

有資格

  • 細胞検査士
  • 国際細胞検査士
  • 日本臨床検査同学院2級臨床検査士(病理学・血液学・臨床化学)
  • 緊急臨床検査士
  • 毒物劇物取扱責任者
  • 特定化学物質等作業主任者
  • 有機溶剤作業主任者
  • 福岡県糖尿病療養指導士
  • 健康食品管理士