高血圧専門外来として、 月曜日の午後と水曜日·木曜日の午前中の週3回診療しています。検診で精査を勧められた初診の方々には、問診と病歴、家族歴を聴取し身体所見の観察後、ホルモン学的検査や画像診断による二次性高血圧の鑑別から始めます。次に、高血圧の成因、合併症、生活習慣の修正(特に減塩の食事療法)や治療継続の必要性を説明し、家庭血圧の測定による自己管理を支援しています。高齢化社会に伴い、慢性心不全や糖尿病、脂質異常症や肥満、認知症などの合併症の方々も受診され、誕生月の定期検査を患者さんと相談して行っています。

 1994年から高血圧の患者会(向日葵の会:会員30名)を発足し、ボランティアの幹事さん5名と職員のスタッフ10名で、毎月1回の高血圧会議で学習会のテーマ等を決め、減塩試食会(塩分量を約2.4グラムに抑えたお弁当の試食会)を年3回と春秋の行楽を開催しています。約10年間のデイケア担当と週1回の在宅医療を経験し、高齢者の方々にも役立つ診療を心がけています。人生を長く楽しむためにも、病気を克服し患者会に参加してみませんか?